スーパーグローバル変数とは?
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投稿日:2010-04-23
更新日:2017-08-16
スクリプトにアクセスした時点で自動的に定義される変数のこと
・この変数は連想配列に格納され、また、何処からでもアクセス可能である
※関数内からでも、「global修飾子(グローバル変数を関数内で参照する際に利用)」を使うことなく参照可能
・全部で9つある
書式
・この変数は連想配列に格納され、また、何処からでもアクセス可能である
※関数内からでも、「global修飾子(グローバル変数を関数内で参照する際に利用)」を使うことなく参照可能
・全部で9つある
書式
$GLOBALS["グローバル変数名]
$GLOBALS
$GLOBALS
スクリプトのグローバルスコープの中で利用可能な全ての変数(「$_SERVER」等のスーパーグローバル変数も含む)へのリファレンス(同じ変数の内容を異なった名前でコールすること。実体の別名)を格納
・配列のキーには、各変数名がセットされる
・例えば、「$air = "AIR";」と定義された変数があれば、それを「$GLOBALS['air']」でも参照可能
・このスーパーグローバル変数だけ、変数名が「_(アンダーバー)」で始まっていないことに注意が必要
$_SERVER
$_SERVER
WEBサーバーや実行中のスクリプトに関する情報が格納される
・配列のキーに指定した文字列によって、様々な情報を得ることが可能
$_SERVER['HTTP_HOST']
・HTTPリクエストヘッダに、スクリプトが実行されているサーバのホスト名(ドメイン名)が格納されている
・格納されていない場合は、$_SERVER['SERVER_NAME']を利用
$_SERVER['SERVER_NAME']
・Apache側に設定されたホスト名(ドメイン名)が格納されている
$_SERVER['REMOTE_ADDR']
・スクリプトにアクセスしているユーザーのIPアドレス
$_SERVER["DOCUMENT_ROOT]
・「ドキュメントルート」のパス
・ドキュメントルートとは、例えばドメイン名が「php.w4c.work」であった場合、このアドレスにアクセスした時に表示されるページ(ファイル)が格納されているディレクトリのこと
・「php.w4c.work/php」にアクセスして表示されるページは、ドキュメントルート内にある「php」というディレクトリ内にあるファイル
$_SERVER['PHP_SELF']
・現在実行中のスクリプトの、ファイル名を含めたドキュメントルートからの相対パス
例1.
php.w4c.work/originalSample/perfect/oneline_bbs/bbs.php
$_SERVER['HTTP_HOST']
・php.w4c.work
$_SERVER['SERVER_NAME']
・php.w4c.work
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/originalSample/perfect/oneline_bbs/bbs.php
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/originalSample/perfect/oneline_bbs/bbs.php
例2.
php.w4c.work/originalSample/perfect/oneline_bbs/index.php
$_SERVER['HTTP_HOST']
・php.w4c.work
$_SERVER['SERVER_NAME']
・php.w4c.work
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/originalSample/perfect/oneline_bbs/index.php
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/originalSample/perfect/oneline_bbs/index.php
例3.
php.w4c.work/originalSample/perfect/oneline_bbs/
$_SERVER['HTTP_HOST']
・php.w4c.work
$_SERVER['SERVER_NAME']
・php.w4c.work
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/originalSample/perfect/oneline_bbs/
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/originalSample/perfect/oneline_bbs/index.php
例4.
php.w4c.work/originalSample/hoge/piyo.php?q=1&t=1317218441&PHPSESSID=drpah475d6sfj
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/originalSample/hoge/piyo.php?q=1&t=1317218441&PHPSESSID=drpah475d6sfj
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/originalSample/hoge/piyo.php
例5.フロントコントローラ
・index.phpは"/foo/bar"以下
example.com/foo/bar/list
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/foo/bar/list/
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/foo/bar/index.php
例6.フロントコントローラ
example.com/index.php/list?foo=bar
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/index.php/list?foo=bar
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/index.php
例7.フロントコントローラ
・index.phpは"/"以下
example.com/
$_SERVER['REQUEST_URI']
・/
$_SERVER['SCRIPT_NAME']
・/index.php
・PHPで$_SERVERを使ってURL(パラメータ)を取得する。
$_GET
$_GET
フォームなどから「HTTP GET」で送信された値が格納される。例えば、「php.w4c.work/?air=AIR」と送信された場合、それを「$_GET['air']」で参照できる。
$_POST
フォームなどから「HTTP POST」で送信された値が格納される。例えば、「<input type="hidden" name="air" value="AIR" />」が送信された場合、それを「$_POST['air']」で参照できる。
▼$_COOKIE
そのページに対応した「HTTP Cookie」が格納される。例えば、「air=AIR」というCookieがセットされていれば、それを「$_COOKIE['hode']」で参照できる。
Cookieの送信
$air = "AIR";
setcookie('air', $air, time() + 3600);//ブラウザにCookieが送信され、ブラウザの種類によって以下のような情報(クッキー名とその値、有効期限等の文字列情報)がPCに記録される(Cookieが無効に設定されている場合は保存されない)。3600秒=1時間
echo "「air=AIR」というCookieをセットしました!"
▼結果
/demo/setcookie.html
1時間以内に下記ページにアクセスすれば、Cookieを得られる
echo $_COOKIE['air'];
▼結果
/demo/getcookie.html
$_FILES
フォームの「HTTP POST ファイルアップロード」によって送信された(されようとしている)ファイルに関する情報が二次元配列で格納される。例えば、HTMLで「type」属性「file」、「name」属性「aie_file」と名付けたフォームからファイルの送信を試みると、
「$_FILES['air_file']['name']」、
「$_FILES['air_file']['type']」、
「$_FILES['air_file']['tmp_name']」、
「$_FILES['air_file']['error']」、
「$_FILES['air_file']['size']」
という5つの要素を持った配列が生成される。
$_ENV
この配列には、「環境変数」が格納される。「環境変数」についてはサーバ設定等によって得られる値が変わる。
$_REQUEST
この配列には、「$_GET」、「$_POST」、「$_COOKIE」、「$_FILES」の値が格納される。例えば、「php.w4c.work/?air=AIR」と送信された場合、「$_REQUEST['aire']」でも参照できる。
$_SESSION
この配列には、「セッション」に関する情報が格納される。